▲ 大統領府官邸で祝福式の主禮をしたユ・ジョンマン神父（弘済洞聖堂主任）と修道女がムン・ジェイン大統領夫妻と記念写真を撮影している。弘済洞聖堂提供　©毎日宗教新聞

文在寅（ムン・ジェイン）大統領と金正淑（キム・ジョンスク）女史が大統領府官邸に入居した去る13日、天主教祝福式を行なった。

15日天主教ソウル大教区は文大統領夫妻が去る13日午後6時、大統領府官邸で祝福式を開いたと発表した。祝福式とは新しく移った根拠地に祈りを捧げて、家のあちこちに聖水をまく天主教の儀式だ。

この日の祝福式は文大統領夫妻が通っていた弘済洞（ホンジェドン）聖堂のユ・ジョンマン主任神父と所属修道女４名が大統領府を訪問して行なった。文大統領のクリスチャンネームはテモテ（神を敬う者）、金女史のクリスチャンネームはコルンバ（平和の象徴鳩）だ。

一方、文大統領夫妻は大統領府で送る初めの週末であるこの日の祝福式を天主教ソウル大教区長であるヨム・スジョン枢機卿ではなく、以前から通っていた弘済洞聖堂の主任神父に主禮してほしいと頼んだと明らかになった。この日の行事は天主教教会信者の間に『平凡な感動を与えた祝福式』として好評を得た。

天主教のある修道士は信者に送った『大統領府祝福式』という文章で「文在寅大統領夫妻が大統領府で迎えた初めての主日、ソウル大教区教区長であるヨム・スジョン枢機卿ではなく、自分が通っていた弘済洞聖堂の主任神父から大統領府祝福式をしてもらった」と明らかにして「前任大統領と比較してあまりにも違うことが多すぎて、いまさらながらきわめて当然で至極常識的なことに対しても驚きの声と話題が広がっている」と感心した。

文大統領は釜山（プサン）影島（ヨンド）に行けば幼年時代に洗礼を受けたシンソン聖堂を訪ねて、ヨンサンの自宅に滞在する時はトクケイ聖堂に通った。現在教籍はトクケイ聖堂にある。文大統領夫妻は昨年1月にソウル、弘恩洞（ホンウンドン）に住まいを移した後には弘済洞（ホンジェドン）聖堂に通っていた。

（翻訳：Naoko記者）