済州市は旧左邑（クジャウプ）、松堂里（ソンダンニ）の神話をテーマにして、神話テーマ景観事業と村の案内施設を設置するなど、松堂里創造的村興し事業を完了したと明らかにした。 

2015年、農林畜産食品部新規事業に選ばれた松堂里創造的村作り事業費は合計5億ウォンで、神話テーマ景観事業課の村案内施設構築、ブランド開発、地域住民のスキルアップのための教育などを完了した。 

特に神話テーマ景観事業は松党の村神話（クムベクチョ、ソチョングクのストーリー）を活用して松党本郷党の周辺に松党本郷党の堂神であるクムベクチョとソチョングクが産んだ息子18人と、娘28人を形象化した石神像を製作設置して神話を視覚的にアプローチできるようにし、駐車場施設整備とダンオルム（堂岳）周辺の村探訪路の休憩所と村案内施設を作って、訪問客が松堂里の村神話をより身近に感じられるようにした。

済州市のヤン・テユン自治行政局長は「神話とダンオルム（堂岳）に沿って歩く、願いを叶える村、松堂里が今回の事業を通じて済州神話の本場として地位が高まり、村の発展の小さな基礎になることを願う」と話した。

松堂里は済州島の巫俗堂本を紐解けば、堂神の元祖となる狩猟・牧畜神であり男神であるソロソチョングクと農耕神であり女神であるクムベクチョが結婚して地を定めたところだ。

この二人の間に18人の息子と28人の娘が生まれ、彼らとその子孫が広がって済州全地域368ヶ所の村の堂神になったと伝えられる。松堂里が堂信仰の根本でありメッカといわれる理由だ。

（翻訳：Naoko記者）