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『歌王』チョー・ヨンピル、平壌観客も酔いしれた爆発的エネルギー『圧倒的』

매일종교신문 | 기사입력 2018/04/13 [15:22]
昨日と違う今日のために絶え間なく変化を追及…平壌公演の感興が政治ショーで終わらぬように

『歌王』チョー・ヨンピル、平壌観客も酔いしれた爆発的エネルギー『圧倒的』

昨日と違う今日のために絶え間なく変化を追及…平壌公演の感興が政治ショーで終わらぬように

매일종교신문 | 입력 : 2018/04/13 [15:22]

昨日と違う今日のために絶え間なく変化を追及…平壌公演の感興が政治ショーで終わらぬように



「もっと上手に歌えなくて少し惜しいです。」『歌王』チョー・ヨンピルは43日、平壌(ピョンヤン)の柳京鄭周永(リューキョンジョンジュヨン)体育館で開かれた南北合同公演前のリハーサルで「コンディションが良くないようだが体調は大丈夫か」という記者たちの質問にこのように話した。2005年、 柳京鄭周永体育館で単独コンサートを行って以来13年ぶりに同じ舞台に立ったチョー・ヨンピルはリハーサルのため公演会場に入ると感慨に浸るように見回した。彼は「2005年の単独コンサートの時とは違い舞台の位置が変わっていて、客席の隅々まで観客で埋まった」と言った。それと共に41日に行われた南側(韓国)単独公演に対して「初めはよそよそしかったが中盤以後からはうまくいったようだ」として「準備過程が差し迫って足らないことも多かったが、歌手たちがよく準備をしてうまくいったようだ」とも話した。チョー・ヨンピルは金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長がこの日公演に来たことに対しては「知らなかったし驚いた」と所感を語った。この日公演のトリはチョー・ヨンピルが飾った。彼はこの日の単独公演で故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の愛唱曲として知られている『その冬の喫茶店』をはじめとして『夢』、『タンバルモリ(おかっぱ頭)』、『旅に出よう』等をメドレーで披露した。最初の歌『その冬の喫茶店』の舞台を終えたチョー・ヨンピルは「13年前の2005年度に平壌に来て公演をした」そして「その時多くの方々と私の音楽を通じて心を交わして共感した。今日はさらに楽しくてエキサイティングな時間になるように願う」と挨拶した。



3日の合同公演に関しては「音楽のジャンルが違って、南北音楽の間に違いがあるが言語が同じで同質性がある」として「公演の題名『私たちは一つ』のように音楽を通じて共感できるだろう」と話した。この日の合同公演では『友よ』『モナリザ』などを熱唱した。

チョー・ヨンピルは「ひどい風邪にかかってしまって申し訳ない。先立って玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏(北朝鮮の音楽家)も韓国訪問の時風邪をひいたと聞いたが私もそうだ」と話した。『歌王』の謙そんだった。公演の間始終特有の爆発的エネルギーを誇り公演のクライマックスを飾った。公演中ずっと硬直した表情を維持していた平壌の観客もチョー・ヨンピルの舞台では武装解除されたように浮き浮きと公演を楽しんだ。



また、チョー・ヨンピルは平壌公演で最も期待される歌手1位に選ばれた。韓半島の平和を知らせる南側(韓国)芸術団の単独公演が『春がくる』という題名で41日、平壌の東平壌大劇場で開かれた。歌手チョー・ヨンピル、イ・ソンヒ、ユン・ドヒョン、レッドベルベットなど合計11チーム、ラインナップだけでも大きな期待感を呼んでいるが、歌手たちの中で北朝鮮/韓国国民が最も期待している歌手は誰であろうか。オンライン調査会社のピーエムアイ(PMI)がNo.1アンケート調査プラットホーム、ティルリオンを通じて2050代男女2,414人に平壌公演で北朝鮮住民たちが最も好きな歌手と最も期待される歌手を調査した結果、1位チョー・ヨンピル、2位イ・ソンヒ、3位レッドベルベットの順だった。



13年前平壌で単独コンサートを開いて歌王の様相を見せつけたチョー・ヨンピルはこの日の公演でも期待を裏切らなかった。喉頭炎などで絶えず抗生剤を服用するなど最悪のコンディションにもかかわらず北側住民たちの心をわしづかみにした。特に4050代からは全面的な支持を受けた。
▲ 写真=MBC 『春が来る』 放送画面キャプチャー         ©毎日宗教新聞



2位に選ばれたイ・ソンヒは単独公演に続き開かれた合同公演で代表曲『Jへ』を北朝鮮、三池淵(サムジヨン)管弦楽団の歌手キム・オクチュと一節ずつ交互にやりとりして共に歌った。歌の最初から最後までかたく取り合った二人の歌手の手が感動を呼んだ。3位には芸術団の中で唯一のアイドルグループだったレッドベルベットが挙げられたが、個性的なパフォーマンスと派手なダンスで『真っ赤な味』と『バッドボーイ』を歌い注目をあびた。その他にも北朝鮮住民たちが好んだと見られる歌手としては、司会までこなしたソヒョン(6.7%)が次を占め、『銃で撃たれたように』を歌ったペク・チヨン(6.0%)、北朝鮮を最も多く訪問した歌手チェ・ジンヒ(6.0%)等の順となった。反面、韓国国民が期待する歌手としてはユン・ドヒョン(10.0%)が4位を占め、ペク・チヨン(8.1%)、ソヒョン(5.1%)等の順となった。



『チョー・ヨンピル50年コンサート』 4万席が10分で完売



やはりチョー・ヨンピルだ。チョー・ヨンピル50周年推進委員会はチョー・ヨンピル50周年記念ツアー『サンクス・トゥーユー(Thanks to you)』ソウル公演チケット4万席が10分で全て売り切れたと3月21日明らかにした。チョー・ヨンピルは来る5月12日蚕室(チャムシル)総合運動場オリンピック主競技場でコンサートを開く。このコンサートのチケットがオープンになるとすぐにインターパーク オンライン集計基準15万人が前売りサイトに同時接続、『歌王』らしいチケットパワーを見せた。国内歌手たちの夢の舞台とされているオリンピック主競技場でチョー・ヨンピルが単独コンサートを開くのは今回で7回目だ。彼は2003年35周年記念公演を始め2005年全国ツアー『Pil & Peace』ソウル公演、2008年デビュー40周年公演、2009年国際平和マラソン記念『平和祈願希望コンサート』、2010年小児癌の子供のためのチャリティーコンサートで2回開かれた『ラブ・イン・ラブ』公演まで成功裏に開催した。

▲ 『歌王』チョー・ヨンピルのデビュー50周年記念公演 4万席が10分で 完売。     ©毎日宗教新聞

チョー・ヨンピル50周年推進委員会は「熱い声援に力づけられて3月22日午後2時、インターパーク チケットを通じて未購入および前売りキャンセルなどで発生する残余席と一部販売留保席などが含まれた追加チケットオープンを決定した」と伝えた。今年でデビュー50周年をむかえたチョー・ヨンピルはソウル公演を皮切りに5月19日大邱(テグ)ワールドカップ競技場、6月2日光州(クァンジュ)ワールドカップ競技場などの地で『サンクス・トゥーユー』ツアーを展開する。



南北関係復元も『歌王50年』チョー・ヨンピルのように…



‘人間’チョー・ヨンピル(68)は面白味に欠ける。あたかも模範答案用紙を見るようだ。彼とカラオケに行けばずっと自分の歌だけ歌うという。チョー・ヨンピルにとってはカラオケも訓練場だ。他の歌手の曲を選ぶのは極稀な出来事。10年前のデビュー40周年を祝う席で記者が尋ねた。「自分の歌だけ繰り返していて飽きないですか?」返事も彼らしい。「いいえ。毎日毎日が練習ですよ。少しでも休めば錆びが出ます。」



分かるような気がする。ヒット曲が数えきれないほどあるのでそれだけ歌っても1、2時間では足りないだろう。『生活人』チョー・ヨンピルは静かだ。決して目立とうとしない。かなり以前タクシーに乗ったが、運転手が甥っ子の自慢をした。チョー・ヨンピル奨学金を受けたという話だ。チョー・ヨンピル奨学金? 企画会社に問い合わてみると「事実ではあるがおおっぴらにしないで欲しい」とお願いされた。「恩恵を受けた方々の負担になりたくない」という理由からだ。チョー・ヨンピルは2003年心臓病で亡くなった妻が残した財産を心臓病の子供を助けるためにさし出した。10年前の今頃、彼がカラオケで歌った唯一の他人の歌も妻が好きな歌曲『旅立つ船』であった。彼は2009年に奨学財団を設立、経済的に困難な中・高校生を助けている。



反面、『練習生』チョー・ヨンピルは執拗だ。一本気がある。彼は乗用車の中でもAFN(米軍放送)ラジオだけ聞くといった。デビュー当時から習慣になっている癖だという。外国ミュージックの最新トレンドをのがさないためだ。大衆の嗜好を食べて生きる歌手として時々刻々変化するトレンドに追いつこうとする義務感まで感じられた。例えば絶え間ない自己更新だ。そのおかげで『歌王』チョー・ヨンピルはいつも進化してきた。民謡からダンス曲まで、バラードからロックまで変奏を繰り返してきた。昨日のチョー・ヨンピルと今日のチョー・ヨンピルは同じではなかった。歌という根っこはしっかりと下ろしつつもその枝は多様にのびてきた。男女・世代を超越した人気を得てきた本質にはこのような一貫性と柔軟性が土台となっていた。『永遠のオッパ(お兄さん)』は一日で生まれたのではない。



チョー・ヨンピルが今回もまた変わる準備をしている。5月にデビュー50周年記念舞台を企画し、新しい歌を発表する予定だ。彼は去る3月のファンクラブミーティングで「韓国的な歌を多く歌おうと努力している。残りはEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を試みたり、また違うものも模索している」と明かした。チョー・ヨンピルがリリースしたEDM、5年前19枚目のアルバムにある『バウンス(Bounce)』のはじけ飛ぶリズムに再び出会えるのか(発売が)待ち遠しい。



‘外交官’チョー・ヨンピルが13年ぶりに平壌公演を行った。デビュー50周年コンサートの準備で喉頭炎にかかって高熱・痛みに苦しめられながらも熱唱したという余話がある。南北首脳会談を控えた政治イベントではあるが、彼の歌が南北を再びつなぐ踏み石になってくれればと思う。今回の公演のサブタイトル『春が来る』、金正恩北朝鮮国務委員長の和答『秋が来た』のように2018年の韓半島に花期がずっと続くのか焦眉の関心事だ。中途半端な期待は禁物だ。歌と政治は違う。一匹のつばめが来たといって春が来はしない。いつでも冬に急変することはある。だが、一匹のつばめが来てこそ春が始まり、二匹、三匹と続けて増えてこそ春が完成する。過去半世紀、チョー・ヨンピルの足取りがそうであった。ゆっくり、着実に歩幅を広げてきた。断絶された南北関係を復元する方法もそれと変わりはない。チョー・ヨンピルが平壌で歌った『友よ』の一節だ。‘悲しみも喜びも寂しさも共にしただろう。膨らんだ夢を抱いて明日を誓った私たちの力強い約束はどこに’で終わってはいけないことだ。金委員長のリクエスト曲『遅すぎた後悔』はもっと違う。完全な非核化という北朝鮮の決断だけが残った。



<ムン・ユンホン 時事コラムニスト moon4758@naver.com>

(翻訳:Naoko記者











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