150年前僧侶画家が描いた作品、1950~1960年代に流出
米国競売から還収された『清道雲門寺の七星図』公開
150年前僧侶画家が描いた作品、1950~1960年代に流出
매일종교신문 | 입력 : 2018/04/17 [17:03]
アメリカに搬出されていたが去る3月競売に出ていた19世紀朝鮮仏画『清道(チョンド)雲門寺(ウンムンサ)七星図』が故国に戻り、13日ソウル鍾路区(チョンノグ)、韓国仏教歴史文化記念館で公開された。
この仏画は国外所在文化財財団が今年の2月に海外競売に出品されている我が国の文化財を検索する過程でその存在が明らかになった。財団は出品事実を曹渓宗(チョゲチョン)と雲門寺(ウンムンサ)に知らせ、共に買いとる方案を検討した。以後曹渓宗と雲門寺は3月22日、アメリカのニューヨークで開かれた競売で仏画を落札し、仏画は11日、国内に入ってきた。この仏画は特別公開行事後に雲門寺に安置される予定だ。
▲ 清道雲門寺の七星図に関する情報が記されたが記 ©毎日宗教新聞 |
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今回帰ってきた清道雲門寺の七星図には絵に関する情報が記された画記が残っている。画記には仏画が雲門寺に安置されていて、作者は19世紀後半の慶尚道(キョンサンド)で活動した僧侶画家の偉相(ウィサン)だと記録されている。
図の大きさは横74.3㎝、縦129.5㎝であり、150年前の1868年に描かれたと推定される。
曹渓宗関係者は「上下2段の構図に分かれていて上段には屏風を背景にあぐらをかいた七星如来を配置し、下段には蓮華台の両側に眷属を描写した」として「安定した構図と軽くて華やかな色感が特徴」と話した。続いて「仏画上部の朱色の模様が1868年に製作された雲門寺観音前観音菩薩道義の模様と一致していて当時仏画修復する時一緒に製作されたと見られる」そして「韓国社会の混乱期であった1950~1960年代に流出したと推定される」と付け加えた。
七星図は北斗七星をはじめとする空の星を形象化した七星神を描いた仏画に、18世紀以後特に流行し普通、七星閣(チルソンカク)に安置された。清道雲門寺の七星図は全9幅に分けて描かれ、今回公開された仏画がその中の一点だ。
曹渓宗と国外所在文化財財団はいままで協業を通じて外国に流出した文化財を還収してきた。2015年順天(スンチョン)仙岩寺(ソナムサ)の『東岳堂在仁大禅師真影』を始め南揚州(ナムヤンジュ)石泉庵『地蔵十王図』、固城(コソン)玉泉寺(オクチョンサ)の『羅漢像』などが二つの機関の努力で韓国に帰ってきた。
(翻訳:Naoko記者)
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