イスラム原理主義が強い地域、イスラムの律法よる条例制定
インドネシア・アチェ州で同性愛者など15人がイスラムの律法(シャイラ)を違反したという理由で公開鞭打ちの刑を受けた。 15日(現地時間)CNN放送の報道によれば、去る13日、スマトラ島のアチェ州首都バンダアチェのイスラム寺院の外で同性愛者と不倫容疑者15人が数百人の住民が見守る中、鞭打ちの刑に処せられた。 これらのうち男性2人は、同性愛者という理由で鞭などで87回打たれた。9人は不倫を犯し摘発されて26回打たれて、4人はお酒を飲み鞭打ちの処罰を受けた。全体15人のうち5人は女性だった。 CNNによれば、白い服を着た彼らが鞭打ちの刑を受けるため順番に前に出て、頭巾をかぶった執行官が制服を着た人たちの指示に従い刑を行った。この場面を見守った一部の住民たちは同性愛者などに向けてブーイングを浴びせ、また一部は携帯電話で撮影した。 インドネシアは人口の90%がイスラム信者だが、ほとんど穏健派だ。しかし、イスラム原理主義が強いアチェ州では2014年結婚前の男女交際などをイスラムの律法に基づいて処罰するようにする条例を制定した。宗教警察が違反者を取り締まる。 しかし、女性と少数派宗教、性的少数者などに対する規制が過度に多く、これをめぐった人権侵害の論議がしばしば発生している。これに対しアチェ州州知事は今年はじめ鞭打ちの刑は刑務所内だけで執行するよう命令したが、きちんと守られていないことが分かった。 バンダ・アチェの宗教警察署長のムハマド・ヒダヤットは『(州知事の)命令には具体的な指示事項が抜けていて今回の鞭打ちの刑は公開的に行われた』と説明した。 (翻訳:SAORI記者) <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
댓글
|