1月23日、東京大学本郷キャンパスにて、「2013年度第3回『東京大学コリア・コロキュアム』」が開催された。 これは、東京大学の「韓国朝鮮文化研究室」が主催する一般向けの講座であり、研究室の教育研究活動を社会に対して情報発信する場でもある。公益財団法人住友財団の助成事業として運営されている。 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~korea/ 今回の講座は、東京大学教授の川原秀城氏が専門研究対象である、朝鮮時代における儒学の変遷と歴史を講義したものであった。 川原教授は、「中国・朝鮮思想史」、「東アジア科学史」を専門としており、『髙橋亨朝鮮儒学論集』、『朝鮮数学史』、『中国科学思想』、『中国科学技術史』等の出版業績を誇っている。 中国の朱子学を高麗時代末期に受け入れた後、この儒学が朝鮮時代の500年間における思想的支柱になって行った。 前期:儒学、特に朱子学の理念が政治理念として適用・確立されて行った「太祖」から「世祖」までの時期。 中期:「李滉」と「李珥」を双璧とする朝鮮朱子学(性理学)が確立された時期。 後期:「宣祖」以降の朝鮮朱子学が絶対化される流れがある一方、これに対抗して思想的自由を促進しようする相対化の流れが発生して行った時期。 以上の三つの時代に区分し、一般参加者でも理解できるように、川原教授は講義で説明を加えて行った。 日本の大学等の研究機関に於いて、韓国・朝鮮に関する政治・経済の局面からの研究は盛んであるが、朝鮮儒学等の思想面に関する研究をする研究者は少ない。 朝鮮時代に独自に発達した朝鮮儒学の研究者として、川原教授は日韓両国にとって貴重な存在であることは確かである。 <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
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