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人々が宗教から遠ざかる理由

이광열 기자 | 기사입력 2015/03/30 [10:44]

『信頼の宗教が信頼を失っている』

人々が宗教から遠ざかる理由

『信頼の宗教が信頼を失っている』

이광열 기자 | 입력 : 2015/03/30 [10:44]


◇宗教は信頼です。信頼は愛と慰安、正しさとその実践を基に大きくなります。そういう信頼を与えない宗教は人から遠ざかっていきます。宗教内の教権・金権争い、指導者の独善と腐敗が次から次へあらわれる状況で、人々は宗教から正しさと信頼を探すことができません。自分の信仰が最高だといって信徒を眩惑させて迷妄に陥らせることで宗教を維持できるでしょうが、いつかはその実状が表れるはずです。宗教とその宗教指導者が自らドグマに陥って、自身と自身の宗教が最高の価値だという信念が確固でも結局は大衆の共感を形成できません。そして他人と他宗教を排斥して嫌悪し、教え込もうとする信仰の宗教は、垣根の中で仲間同士の結束力でしばらくは隆盛するでしょうが、自らの信仰に懐疑を感じるようになり自滅します。その上そういう宗教間の仕返しや争いが持続する中で宗教界全体が共倒れになります。
 
◇まさしくこのような宗教界の実状を反映する国内外世論調査分析が出てきました。『2014ジェネラル・ソーシャル・サーベイ』の分析によれば、アメリカ人は2012年から3年間の間に750万人が宗教を離れました。『宗教を好むか』という質問には全体人口の4分の1が『関心ない』と答えました。1990年までは全体人口対比の無関心論者は一桁数でしたが、2014年には23%に増えました。
 
韓国ギャラップの報告書も10年前に比べて我が国の宗教人比率が4%ポイント減少した50%でした。非宗教人中の71%が『宗教が本来の意味を失っている』と憂慮しました。宗教人ではない一般大衆の宗教に対する認識が宗教人にも波及している状況といえます。宗教の社会的影響力が縮小されたという応答が30年前の68%より20%以上落ちこみ、多くの宗教が真の真理追求よりは教勢拡張にもっと関心があると答えて、宗教人・非宗教人を問わず宗教に対する不信が積もっていきつつあることを表しています。
 
◇SNSなどをはじめとするメディアに露出する宗教の姿は非常に否定的です。宗教の徳性を表わす美談よりは不正や腐敗、暗闘が多いです。非宗教人はこのような形態をより一層皮肉り、宗教人も自ら恥じて宗教から遠ざかります。しかし宗教は自ら改革するよりは外部の敵を探して内部結束を固めようとします。世知辛い世の中で苦しむ人々に愛と慰安、魂世界のビジョンを提示するよりは他宗教と教派に対する憎しみと排斥で内部の腐った膿を取り繕うような形態を見せています。しかしこれは多くの人々に見苦しい姿であり、さらに同じ宗教人たちさえも食傷しています。
 
◇近ごろの『奉恩寺(ボンウンサ)駅名論議』と『異端新天地に対する砲撃』等でもそんな宗教の姿と反応が現れています。生産的で未来指向的でなければならない宗教が消耗的な活動をしており、他教派を過度に売り渡すことによってその逆効果がブーメランになって帰ってくるのを見ることができます。去る3月28日に開通して走っている9号線地下鉄『奉恩寺駅』の名前についてどれくらい消耗的な歳月を送りましたか。復活節連合礼拝が失敗に終わったことに対する内部の反省よりは、宗教不公正を前面に出して仏教界を叱責することによってプロテスタント教界の勢力誇示を見せつけたのではないかと思うほどでした。また、宗教指導者と宗教団体、そして彼らを信じる一部信徒の声に過ぎず、多くの信徒は不必要な論争だと片付けました。さらに奉恩寺の親日行跡まで掘り起こして誹謗しましたが、これがまたブーメランとなって一般の人たちに宗教界全体を取るに足らないものと思わせる口実になりました。宗教がこの世を明るく正しい社会に導くことができる最後の砦という信頼を破る手助けとなってしまいました。
 
CBS放送などプロテスタント教界言論が連日報道する『異端新天地の実態』は『過猶不及』、一般の人たちの宗教嫌悪症をより一層誘発させています。その上新天地の異端性を強調するために報道した『強制改宗教育過程』もやはりブーメランとなって帰ってきました。閉鎖された空間で威圧的な姿勢の異端相談者と両親の監視の中で行われる改宗教育がすなわち『魔女狩り』、そして『異端』の姿そのものでした。
 
◇世の中は変わっているのに宗教は相変らず檀君、イエス、釈迦、孔子、ムハンマド時代を抜け出せずにいます。いまだに月の国の野ウサギを探し、地動説を信じる迷妄の時代を抜け出せません。普遍妥当性がある聖人たちの教理には見向きもせずに教祖を中心とした世の中の啓蒙に没頭しているように見えます。信頼を与える宗教より、宗教指導者の権威と宗教の勢力が優先であるように見うけられます。宗教和合の標榜もそういう姿勢で成り立っています。宗教は教勢や権威よりは愛と慰安、正しさとその実践を通して成り立つ信仰が一番です。その信仰があることで宗教人はより一層宗教人らしくなり、非宗教人も宗教に戻って来るようになるのです。 (毎日宗教新聞会長)
                         (翻訳:Naoko記者)
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