10月4日にローマ教皇庁が主催した「信仰と科学:COP26に向けて」と題する会議書を発表
「地球を治癒するために協力する義務がある」…ローマ教皇、宗教指導者集めて呼訴文 10月4日にローマ教皇庁が主催した「信仰と科学:COP26に向けて」と題する会議書を発表10月4日にローマ教皇庁が主催した「信仰と科学:COP26に向けて」と題する会議書を発表
ローマ教皇が、世界の宗教指導者たちを集め、気候危機への対応を求める共同呼訴文を発表した。
バチカンニュースによると、ローマ教皇は10月4日(現地時間)、ローマ教皇庁で「信仰と科学:COP26(第26回 国連気候変動枠組条約締約国会議)に向けて(Religion and Science: Towards COP26)」という題の会議を主催した。COP26は11月、イギリスで開かれる。
この日会議に参加した宗教指導者と科学者たちは、早急な炭素純排出ゼロ(0)達成を促す内容の共同呼訴文に署名した。彼らは「庭園を相続してもらって子どもたちに砂漠を譲ることはできない」として「人類が直面した多くの危機は窮極的に倫理と霊的価値の危機ともつながっている」と指摘した。それとともに「私たちは自然環境の管理人として地球の治癒のために協力する道徳的義務がある」と強調した。
「未来世代は私たちを許さないだろう」世界宗教指導者たちの呼訴文発表
彼らは「共同の家を保護する機会を逃せば未来世代は決して私たちを許さないだろう」とし「傷ついた人類とその家を保護し再建して治癒するための迅速で責任ある共同行動を促す」と明らかにした。
ローマ教皇は会議で「世の中のすべてはつながっている」とし「信仰と科学はすべて私たちと残りの創造物の間の連結性を見せてくれる」と強調した。続いてローマ教皇は「連結性を認識することは私たちの行動の否定的影響を認知するということだけでなく、開花した態度で行動方式を糾明して、解決策を採択するという意味でもある」と述べた。
キリスト教をはじめイスラム教、ユダヤ教、仏教、ヒンズー教などすべての宗教指導者が一堂に会した理由は、11月に開かれるCOP26を控え「緊急かつ急進的で責任ある措置」を促すためだ。宗教指導者たちは「現在、私たちは機会と真実の瞬間にいる。手遅れになる前に人類が団結して共同の家(地球)を救うことを祈る」としながら「この大切な機会を浪費するなら未来世代は絶対に私たちを許さないだろう」と宣言文に明示した。続いて「私たちは庭園を譲り受けたのに、子どもたちには砂漠を残してはいけない」と皮肉った。
ローマ教皇「前例のない生態危機から地球を救うには、科学と宗教が互いに力を合わせなければ」
この日、宗教指導者たちは世界各国の政府に向けて、できるだけ早く炭素純排出ゼロ達成を促した。また、主に炭素を排出してきた富裕国がその努力を先導しなければならず、産業化が進んでいない国に、それに相応しい資金を長期間調達しなければならないと訴えた。特にローマ教皇は、科学と宗教間の対立的な関係を克服することを望んだ。それはすべての人間と地球環境はお互いにつながっているとし「相互の尊重」を強調した。前例のない生態危機から地球を救うためには、科学と宗教が互いに力を合わせなければならないということだ。
専門家たちは、今回の呼訴が温室効果ガスの排出を抑制できる成否を分ける機会だと評した。COP26の議長のアロック·シャルマは「今日ここに集まった宗教指導者たちは全世界の人口の約4分の3を代表する」として「ものすごい割合であり、彼らの声が重要な理由」と話した。 守岩 文潤洪(ムン・ユンホン)大記者/コラムニスト (翻訳:SAORI記者) <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
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