2016年の外交断絶後、5回目の会談… イラン NSC、サウジアラビア情報局長ら出席

イスラム教のシーア派とスンニ派の宗主国として湾岸地域のライバルであり対立関係であるイランとサウジアラビアが関係回復のための会談を再開した。

イランとサウジアラビアが両国間の緊張を緩和するため、5回目の会談を開催したと23日（現地時間）、外信が報じた。

今回の会談は、5回目にイランの最高国家安保会議とサウジアラビア情報機関の代表らが出席した。報道によると、イラクの首都バグダッドで開かれた会談が「肯定的な雰囲気」で進められたとし、「近い未来」にイランとサウジアラビアの外相会談が開かれる可能性があると伝えた。

2021年4月からイランとサウジアラビアのすべての会談を主催してきたイラク、オマーンなどによって持続的な会談を続けてきた末、このような結果を導き出すことができたものと解釈される。

今回の会談で出た実質的な成果は、サウジアラビアのジッダに基盤を置くイスラム協力機構内のイラン代表事務所の再開館だと、アルジャジーラは伝えた。

イランとサウジアラビアは2016年、外交関係を断絶している。スンニ派が多数のサウジアラビアが著名なシーア派聖職者を処刑すると、イランの首都テヘランにあるサウジアラビア大使館を燃やして攻撃した事件が発生し、両国間の葛藤は高まった。

イスラム教のシーア派国家のイランとスンニ派王国のサウジアラビアは、地域の盟主の座をめぐって7年以上続いたイエメン内戦などで力比べをし、イランの核計画と関連しても衝突した。

スンニ派とシーア派は、イスラム創始者ムハンマドの死後、後継者の選定方式をめぐって衝突して分裂した二大宗派だ。現在、全世界のイスラム教徒のうちスンニ派が全体の90%を占める多数派であり、残りの10%がシーア派だ。またスンニ派の宗主国はサウジアラビアであり、シーア派の宗主国はイランである。

'수니'란말은코란과함께 '무함마드의순나(말과행동, 관행)를따르는사람들'을의미하며 '시아'는 '알리와그후손들을따르는사람들(시아트알리)'을뜻한다.

「スンニ」とはコーランとともに「ムハンマドのスンナ（言葉と行動、慣行）に従う人々」を意味し、「シーア」は「アリーとその子孫たちに従う人々（シアトアリ）」を意味する。

（翻訳：SAORI記者）