法王庁-中国間の司教任命、妥協案延長交渉に及ぼす影響注視
法王、香港のジョセフ・ジェン枢機卿弾圧の中で「中国カトリック会の自由と平和」を祈る 法王庁-中国間の司教任命、妥協案延長交渉に及ぼす影響注視
法王庁-中国間の司教任命、妥協案延長交渉に及ぼす影響注視
香港民主化運動の先頭に立ってきたジョセフ・ジェン枢機卿が当局の捜査を受ける中、ローマ法王が22日(現地時間)、中国カトリック教会の自由と平和のための祈りを求めた。
法王庁官営メディアのバチカンニュースなどによると、法王はこの日バチカン使徒宮で執礼した主日の三鐘祈祷を終えた後「中国キリスト教徒たちと霊的に近くにいる」としてこのように話した。
法王は「私は信者と牧師が直面する、しばしば複雑な人生の問題に関心を持って参加する」とし「私は毎日彼らのために祈る」と言及した。
続けて「中国教会が自由と平和の中で、普遍教会と効果的な親交を成して生きていけるよう、またすべての人に福音を宣布する使命を遂行できるよう、皆が一緒に祈ってほしい」と頼んだ。
法王はゼン枢機卿事件について直接言及しなかったが、香港の状況を関心を持って見守っていることを示唆したものと分析される。
先立って香港警察は11日夜、外勢と結託した疑惑を挙げて、ゼン枢機卿をはじめとする4人を逮捕したが、直ちに保釈形式で全員釈放した。ただ、彼らが海外に出られないようパスポートを差し押さえたという。
現地メディアは、宗教の自由がしだいに回復してきたここ数十年間、中国でカトリック枢機卿が逮捕されたのは初めてだと伝えた。
ゼン枢機卿は2014年の雨傘革命、2019年の反政府デモなどに積極的に参加し、香港民主化のために声を出してきた人物で、これまで親中陣営の攻撃を受けてきた。
今回の事態に対して、法王庁は声明を通じて憂慮の中で状況を注視しているという立場を明らかにし、法王庁のナンバーツーに挙げられる国務院長ピエトロ・パロリン枢機卿も「非常に不幸なこと」として強い遺憾の意を表わしたという。
香港のカトリック信者は40万人で、去る20日に任命された香港のジョン・リー行政長官とキャリー・ラム前任長官もカトリック信者と伝えられた。
バチカン内外では、今回のことが近いうち行われる法王庁-中国間の司教任命妥協案の延長交渉にどのような影響を及ぼすか注視している。
法王庁は2018年9月、中国政府が法王を世界カトリック教会の最高指導者と認定する代わりに、法王庁は中国側が自ら任命した司教7人を承認することを骨子とする2年時効の合意案に署名した。この合意は2020年9月に時効が一度延長され、今年9月に満了する。 (翻訳:SAORI記者) <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
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