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ローマ法王、ウクライナ戦争、NATO誘発論示唆「NATOがロシアの門の前で吠えて…」

SAORI記者 | 기사입력 2022/06/17 [13:19]
イエズス会の刊行物編集者と対談「戦争利害関係を考えず単純な善と悪の区別に反対」

ローマ法王、ウクライナ戦争、NATO誘発論示唆「NATOがロシアの門の前で吠えて…」

イエズス会の刊行物編集者と対談「戦争利害関係を考えず単純な善と悪の区別に反対」

SAORI記者 | 입력 : 2022/06/17 [13:19]
▲ ローマ法王が去る3月、バチカンのサン・ピエトロ広場を見下ろせる使徒宮執務室の窓際で主日の三種祈祷を司式している。YONHAP NEWS

 

イエズス会の刊行物編集者と対談「戦争利害関係を考えず単純な善と悪の区別に反対」

 

ローマ法王がロシアのウクライナ侵攻前、ある国家指導者から戦争勃発の可能性を憂慮する言葉を聞いたと公開した。

 

14日(現地時間)に発行されたイエズス会の定期刊行物『ラ・チビルタ・カットーリカ』(La Civiltà Cattolica)によると、法王は先月19日バチカンでラ・チビルタ・カットーリカ編集者たちと接見した席でこのように述べた。

 

ローマ法王は「戦争が始まる数ヵ月前、ある国家元首に会った。彼はほとんど話さない賢い人だった」とし「彼はしたい話をすべてした後、私に『NATO(北大西洋条約機構)の動きが非常に憂慮される』と話した」と伝えた。

 

続いて「私がなぜそうなのかと尋ねると、『彼ら(NATO)がロシアの門の前で吠えている。彼らはロシアが帝国という点といかなる外国勢力の接近も許容しないという点を理解できない』とし『現状況が戦争につながりかねない』と語った」と紹介した。

 

ローマ法王は、該当国家元首が誰なのかは公開しなかった。

 

法王は、またウクライナでロシア軍とチェチェン・シリア傭兵によって行われる残忍さ・凶暴さを非難しながらも、白黒論理の危険性を警告した。

 

法王は「ここに形而上学的な善と悪はない。互いに非常に密接に絡み合っている要素をもつグローバル次元の何かが登場した」とし「(戦争を起こしたロシア側の)怪物のような姿だけを見て、この戦争の背後で繰り広げられる全体場面を見ることができなければ危険だ」と指摘した。

 

この過程で「おそらくこの戦争がいかなる形であれ挑発されたり、あるいは防止されなかった」という表現も使った。

 

ロイター・AFP通信など一部外信はNATOの東進が戦争を誘発した可能性を示唆したと解釈した。

 

法王は先月報道されたイタリアメディアとのインタビューでも、NATOがウクライナ戦争に対して一部責任があるという趣旨の言及をしたことがある。

 

法王は続いて「この時点で誰かが私に『あなたはプーチンを支持する』と言えるが、そうではない。過度に単純化してそのように言えば間違っている」とし「ある問題の非常に複雑な根と利害関係をまともに考えず単純に善と悪の区別に変えることに反対する」と再度強調した。

 

▲ ロシア正教会のキリル(左)総主教とローマカトリックのローマ法王が2016年キューバのハバナで会って対話している。

 

法王はさらに、9月に予定されているカザフスタン訪問の際、ロシア正教会の首長であるキリル総主教に会いたいという意思も表明した。

 

法王は今月レバノン訪問を契機にイスラエルのエルサレムでキリル総主教と会合することにしたが、戦争中に行われるこの出会いが誤解をまねくおそれがあるという判断から、相互の合意で日程を延期したことがある。

(翻訳:SAORI記者)

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